【ミニチュアフード】100円ショップの材料で話題の『指先豚汁』を作る
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ミニチュア豚汁の作り方。
画像を二枚一緒にツイート出来ることを今知りました!なので豚汁を2汁!粘土とか樹脂とかで制作。 pic.twitter.com/4GW3F8IuVJ
— nunu's house (@miniature_MH) 2015, 3月 23
『私も作ってみたい!』と思われる方もいらっしゃると思います。正直、ここまでのクォリティは、非常に難しいのですが、100円ショップで手に入る材料を使って、ミニチュア豚汁を作ってみましょう。
1番の難関は、器でしょうか。ダイソーで、以下の商品を見つけました。
消しゴム付きの鉛筆のキャップです。
まず、キャップの上下を「カッターのこ」などで、カットしましょう。(「カッターのこ」も、ダイソーで入手可能です。カッターの売り場にあるかと思います。)
ちなみに、ノコギリは、引くときに切れますので、押すときに力を入れても、あまり意味はありません。
カットした後は、ヤスリで断面を整えましょう。
これも余談ですが、金属ヤスリなどのヤスリは、押すときに削ることができます。押す引くときに力を入れても、あまり意味はありません。
押しても引いても削ることのできる「ダイヤモンドヤスリ」がオススメです。これも、ダイソーでも購入できます。
» やはり工具はダイソー!『ダイヤモンドやすり3本セット』 | ミニものblog
この状態では、底に穴が開いているので、0.2mm透明プラバンを、円形にカットして、接着剤を用いて塞ぎました。
フードパックなどの薄いプラスチックを、2穴パンチでパンチして、底の部分を作るのが、1番簡単な方法かもしれません。
参考: » クラフトパンチとフードパック(縮むプラバン)で極小パーツを作る
接着は、プラスチック用ボンドがオススメです。(「ボンド プラスチック用GPクリヤー」という商品名で、ダイソーでも売っています。)
瞬間接着剤でも接着可能ですが、白化するリスクが高いので、瞬間接着剤は、あまりオススメしません。
↑最後に塗装します。
今回、模型用塗料で塗装しましたが、ダイソーでも、プラスチックに使用できる缶スプレーが売っていますので、そちらで塗装するとキレイに仕上がるでしょう。汁椀としては、黒・赤・茶色の3色のどれかが最適でしょうかね。この辺りは、お好みで…。
あと、書き忘れていましたが、今回は、以下の記事にある方法で、フチの部分を薄く加工しました。
次に、樹脂粘土を使って、具材を作ります。
樹脂とは、ざっくりと言えば『プラスチック』の事です。(まぁ、ゴム等も『樹脂』なんですが…。)
樹脂粘土とは、『乾燥すると、プラスチックのようになる粘土』と定義できるでしょうかね。
今回、使う樹脂粘土の色は、「ホワイト」「イエロー」「レッド」「イエローオーカー」の4色。
にんじんは、「イエロー」の樹脂粘土をベースに、少しずつ「レッド」の粘土を混ぜていくと、にんじんのようなオレンジができます。
だいこんは、「ホワイト」の樹脂粘土に、ほんの少しの「イエローオーカー」をよく混ぜて伸ばしました。
ぶた肉は、「ホワイト」と「イエローオーカー」を、まだらになるように混ぜて、丸めたアルミホイルを、上から叩くように平らに伸ばして、質感を付けています。
粘土は、よく乾燥させてください。(今回は、ドライヤーを使ったりして、数時間しか乾燥させませんでしたが、理想を言えば、最低1日か2日くらい乾燥させた方がベターでしょうか。)
にんじん・だいこんは、乾燥後に、カッターで切ります。棒状の粘土を、面取りして切ると、少しリアルになるかもしれません。
豚肉は、乾燥後に、ピンセットでつまんで千切ります。
具材の最後に、ネギを作りましょう。
上記の方法で、ネギを作ることができますが、今回は、違う方法をご紹介します。
100円ショップのセリアにて、以下の商品を見つけました。
『プチマムワイヤー』という造花です。
ペンチやニッパー等で、茎の部分を切断して、カッターやピンセット・ラジオペンチなどで、ビニールの被膜を外しましょう。
この緑色のビニール被膜を、カッターで刻むと…、↓ネギのようになります。
これで具材作りは完了です。
豆腐などの具材を入れたい方は、以下の記事が参考になるかもしれません。
» 【ミニチュアフード】氷と豆腐(ダイスカット)の作り方 » 【ミニチュアフード】コンニャクの作り方
具材は、粘土の乾燥時間があるので、実際に作業される場合は、器作りよりも先に行うほうが良いでしょうかね。
さて、最後に、汁(スープ)部分を作りましょう。
液状ですが、UV(紫外線)を浴びると硬化するプラスチック素材の『UVレジン』を使います。
最近は、100円ショップでも、このUVレジン液が販売されていますね。
» ダイソーでもソフトタイプのUVレジン液が… | ミニものblog » セリアのUVレジン液 | ミニものblog » キャンドゥのUVレジン液とシリコン型 | ミニものblog
硬化後の弾力が軟らかい「ソフトタイプ」でなく、今回は「ハードタイプ」を使いました。1番使ってはいけないのが、ダイソーで売っている「ラメ入りタイプ」でしょうかね。ラメ入りの豚汁は、ちょっと想像できません…。
ガムテープをカッターマットに貼り、パレットの代わりにして、少量のレジンを盛ります。
ごく少量のアクリル絵の具と、UVレジン液を混ぜて、豚汁の色を作っていきましょう。黄土色や白の絵の具が活躍するでしょうか。(念のため、「ラメ入り」の絵の具も売っているのでご注意を!)つまようじを使うと混ぜやすくなります。。
UVレジンは、日光でも硬化しますが、UVライトという器具で硬化させると、作業時間が短縮可能です。少しトリッキーかもしれませんが、100円ショップでもUVライトは存在します。
参考: » 100円ショップのUVライトでUVレジン液を硬化させる » 100円ショップのUVライトを改造する
器には、つまようじを使って、少しずつUVレジンを入れては、硬化をさせて、底上げをしておきましょう。(少しずつ硬化させるのがポイントです。)
注意点としては、パレット上のUVレジン液に、UVライト等が当たらないようにしてください。(最後、捨てるときは、硬化させて捨てると良いでしょう。)
そして、絵の具で着色したUVレジン液を注いで、具材を配置し、UVライト等で硬化させると完成です。
絵の具の顔料を残しておくと、脂っぽくなって、臨場感が増すと思います。
ちなみに、nunu先生のミニチュア豚汁が誌面に登場したのは、2013年発売の以下のドール専門誌『Dollybird vol.19』です。
現時点で、単著は2冊出版されています。
以下は最新刊。
レシピ本に混じって、置いている本屋さんを見かけたことがありますが、それも理解できますね…。