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【ミニチュアフード】金属製のスプーン・フォーク・ナイフの作り方


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【ミニチュアフード】金属製のスプーン・フォーク・ナイフの作り方

金属製のカトラリー(スプーン・フォーク・ナイフ)の作り方。

100円ショップのダイソーで、以下の商品を見つけました。

【ミニチュアフード】金属製のスプーン・フォーク・ナイフの作り方

線径1.2mmのハンダです。

「ハンダ?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。このダイソーで売られているハンダは、鉛と錫(スズ)の合金で、素材としては金属になります。

金属の中でも、鉛やスズは、柔らかく加工しやすいのが特長です。この鉛とスズの合金の『ハンダ』を使って、ミニチュアのカトラリーを作りましょう。

なお、今回の工作時には、ゴム手袋などの着用をオススメします。(ハンダを強く握ったりすると、手が汚れるので…。ハンダの付着した指などで、目をこすったりするのもNG!)

今回の工作で使う、メインの工具は以下です。

【ミニチュアフード】金属製のスプーン・フォーク・ナイフの作り方

画像手前のグリップの青い工具が、ホーザン製の『ミニチュア ラジオペンチ P-35』。画像奥の工具が、タミヤ製の『エッチングベンダー ミニ』です。

今回は、ホーザンのミニチュアラジオペンチを使いました。通常のラジオペンチだと、ペンチの先が、滑り止めの加工として、ギザギザになっているので、今回の工作には不向きです。ホーザンの『ミニチュア ラジオペンチ P-35』や、タミヤの『エッチングベンダー ミニ』は、先が平らになっているので、ミニチュア工作向きだと思います。

力が入れやすい『ミニチュア ラジオペンチ P-35』は、特にオススメです。ピンセットとしての利用も秀逸な工具ですね。(通常のピンセットと違い、保持力が段違い…!)私は、ホームセンターで、2500円くらいで買いましたが、Amazonだと、1500円くらいで購入できます。(※記事執筆時点にて。)

今回の工作では、カッターやニッパー、ピンセットもあると便利です。(微調整用のダイヤモンドヤスリなども…。)

さて、以下のようにハンダを加工しましょう。

【ミニチュアフード】金属製のスプーン・フォーク・ナイフの作り方

ラジオペンチを使って、ナイフの柄になる部分は、四角に。刃になる部分は、平らに潰します。

余計な部分を、カッターで切り取り、ナイフの形に整えると完成です。

【ミニチュアフード】金属製のスプーン・フォーク・ナイフの作り方

次は、以下のように、ハンダ線を加工しましょう。

【ミニチュアフード】金属製のスプーン・フォーク・ナイフの作り方

ラジオペンチを使って、柄の部分は、四角に。先は、平らに潰します。(平らにするには、少し力が要ります。)

まずは、フォークから作りましょうか。

【ミニチュアフード】金属製のスプーン・フォーク・ナイフの作り方

今回は、加工が比較的に簡単な、先が3つのフォークを…。カッターで切れ目を入れて、フォークの形にしていきましょう。

フォークの先の部分の曲面などは、丸い爪楊枝の柄を麺棒のように使用して、曲げ加工しています。

慣れてくると、先が4つのフォークにも挑戦されてください。

最後は、スプーンです。

【ミニチュアフード】金属製のスプーン・フォーク・ナイフの作り方

スプーンの先の部分は、ネイルアートで使う『ドットペン』を使います。(画像のドットペンは、ダイソーで購入。)

このドットペンを押しあてて、スプーンのくぼみを作りましょう。ゴム板などの弾力のある土台の上で作業すると、加工しやすいと思います。

もしくは、アクセサリー用(?)のレジンチャームなどで、ミニチュアのスプーンが、ダイソーなどで売っていますので、このスプーンのくぼみをガイドにして、ドットペンで伸していくのも良いかもしれません。

あと、スプーンは、延伸していくと、根元から折れやすくなるので、加工時にはご注意を…。

完成品は、以下に。

【ミニチュアフード】金属製のスプーン・フォーク・ナイフの作り方

スプーン・フォーク・ナイフ以外にも、バターナイフや、トングなども作ることができるでしょうか。

カッターや、ピンセット、ダイヤモンドヤスリなどで、形状を微調整しながら作るのがコツかもしれません。

あと、ダイソーでは、線径0.8mmくらいの、細いハンダも売っていますが、細いと加工しにくいので、オススメは、線径1.2mmのハンダです。

最後に、金属といっても、ハンダは軟らかいので、取り扱いにはご注意ください。(簡単に曲がったりしますので…。)