縮むプラバンを使って小さな文字を作る
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前回の縮むプラバンの原理(仕組み)と縮む縦横比が違う理由の応用編。
ポリスチレンは、加工性の良さから、プラモデルなどの模型材料として、広く使われています。ミニチュアの原型作りにも、プラスチックは、たいへん有用です。
その中でも、縮むプラバンは、その特性からして、ミニチュア作りに非常に適しています。今回は、縮むプラバンから、小さな文字を作りましょう。
キャンドゥの白いプラバン(0.3mm厚)から、アルファベットの「A」の文字を作りました。
本当は、ダイソーやセリアで売っている『透明プラバン(0.2mm厚)』を、ハサミやカッターで切ったほうが作りやすいです。薄いですし、文字をキレイにカットしたい場合は、プリンターで作りたい文字を印刷して、透明プラバンの下に敷き、プラ板と紙を、動かないように固定して、なぞるように切っていくと便利ですから。
これをトースターで熱すると、以下のように…。
約2mm厚のプラスチック製の文字ができますね。2mmプラバンから加工して、こういった文字を作るのは、とっても難しいんですが、この方法なら、比較的に簡単でしょう。
これは、ミニチュアの看板などや、インテリア(オブジェ)に使えそうな感じでしょうか。
次は、もう少し小さいカットに挑戦です。
これを熱すると…。
非常に小さな文字が完成です。ヤスリ等で整えると、もっとキレイになります。
厚みを、これよりも薄くしたい場合は、全体的にヤスリをかけて、薄くしてください。ダイヤモンドヤスリで削ると便利です。
ヤスリ等で、表面を荒らすと、アルファベット型クッキーの原型になりますし、表面を磨くと、アルファベット型チョコレートやキャンディの原型になります。
次回は、クラフトパンチを併用した、縮むプラバンの原型作りを紹介する予定です。