ミニもの(旧)

1/12や1/6スケールのミニチュアを製作しています

ミニチュアの作り方一覧はこちら → ミニチュアの作り方

クラフトパンチとフードパック(縮むプラバン)で極小パーツを作る


スポンサーリンク

クラフトパンチとフードパック(縮むプラバン)で極小パーツを作る

縮むプラバンの原理(仕組み)と縮む縦横比が違う理由の応用編。

※今回の記事内容は、本来のクラフトパンチの使用方法とは、異なる使い方ですので、クラフトパンチが故障する可能性があります。実施にあたっては、自己責任にて、実行を頂けますと幸いです。あらかじめご了承ください。

【ミニチュアフード】誰でも簡単に大量にハート型クッキーを作る方法で使用したクラフトパンチに、再登場してもらいます。

クラフトパンチとフードパック(縮むプラバン)で極小パーツを作る

縮むプラバンをカットするのに、クラフトパンチを使うと便利なんですが、厚いプラバンだと打ち抜けません。0.2mm厚くらいが、なんとか打ち抜けるかな…、というレベルでしょうか。ですから、0.2mm以下の縮むプラバンがあると理想的です。

しかしながら、0.2mm厚以下の、縮むプラバンというのは、単体の製品として市販されていないと思われます。そこで、縮むプラバンに代わって、フードパックの出番です。

クラフトパンチとフードパック(縮むプラバン)で極小パーツを作る

基本的に、フードパックの成分・素材は、縮むプラバンと同じ『二軸延伸ポリスチレン(OPS)』が使われています。フードパックほどの薄さであれば、比較的、簡単に、クラフトパンチでも打ち抜けますので、今回は、フードパックの平らな部分を使いましょう。

↓打ちぬく前に、クラフトパンチの底面に、マスキングテープを貼っておきます。

クラフトパンチとフードパック(縮むプラバン)で極小パーツを作る

こうすることで、打ち抜いたパーツの紛失を防ぐことが可能です。

↓打ち抜かれた側のフードパック(フタ部分を整形して使用)。

クラフトパンチとフードパック(縮むプラバン)で極小パーツを作る

↓見えにくいですが、ハート型にカットできました。

クラフトパンチとフードパック(縮むプラバン)で極小パーツを作る

このパーツを、マスキングテープから分離し、トースターで熱すると、以下のように…。

クラフトパンチとフードパック(縮むプラバン)で極小パーツを作る

極小パーツの完成です。

これに、クリアカラーなどを塗るとキャンディに、チョコ色に塗ると、小さなチョコレートになりますね。フード以外にも、ボタンや、ボトルのキャップなどにも使えるでしょうか。(ミニチュア以外であれば、ネイルパーツ等にも…?)

↓わかりやすいように、1つだけガンダムマーカーで塗ってみました。

クラフトパンチとフードパック(縮むプラバン)で極小パーツを作る

ステンレス定規が汚くて申し訳ありません…。2mm弱くらいのパーツでしょうか。

このように、クラフトパンチとフードパックをうまく利用すると、意外に精密な極小パーツが製作できますね。

さて、私の場合、通販でクラフトパンチを買うケースも多いのですが、実店舗でも買っています。参考までに、福岡市の場合の、クラフトパンチの入手先を書きますと、東急ハンズ博多店は、置いてある種類が少なくてビックリです。天神地区だと、天神ロフトや、インキューブ天神店が、種類も多くてオススメでしょう。あと、大野城市になりますが、ハンズマン大野城店も、ホームセンターとしては、品揃えは多いかもしれません。

安く入手するならば、ダイソー・セリア・ミーツ・キャンドゥなどの100円ショップも外せないでしょう。そして、1番のオススメは、キャナルシティ博多にあるQsQs+(クスクスプラス)です。ここは、1個100円(税抜き価格)で、他店にはない珍しい形の、ミニクラフトパンチが販売されています。クラフトパンチが好きな方は、ぜひ…。

最後に、個人利用であれば問題ないでしょうが、クラフトパンチの図案の中には、デザイン性の高いものもありますので、これらをそのまま使って、販売などの商用利用をする場合は、ちょっと権利的に問題になる可能性も否めません。その辺りは、充分にご注意ください。(円形やハート型・星型などの一般的な形状であれば、加工なしの、そのままの利用でも、たぶん大丈夫でしょうけど…。)

【追記】 もう1つ作例を…。

以下のクラフトパンチの、1番小さい星を使います。

クラフトパンチとフードパック(縮むプラバン)で極小パーツを作る

↓完成品は、以下に。

クラフトパンチとフードパック(縮むプラバン)で極小パーツを作る

約1mmの星ができました。