100円ショップの『シリコーン補修剤』で型取りは可能なのか?
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ずっと試してみたかった実験です。「100円ショップの『シリコーン補修剤』で型取りは可能なのか?」。
結論から言えば、『型取りはできなくないが、実用的でない』というのが正直な感想です。以下に、その顛末を…。
使用したのは、ダイソーで購入した『窓用 シリコーン補修剤』。
『キッチン・お風呂用』という補修剤もあったのですが、防カビ成分が入っている分、硬化時間が少し長めだったので、今回は『窓用』を採用しました。裏面の注意書きを読むと、皮膚に悪そうな記述も…。あまり素手で触らないほうが良いかもしれません。
ちなみに、このシリコーンは、湿気硬化タイプなので、高温多湿な時季には最適でしょう。(夏になったら、この実験をしようと思っていました。)
今回、用意した原型は、0.2mmプラバンから作った黒い星型です。
クリアファイル(ポリプロピレン製)を切り取って、台紙にしましょう。
↓クリアファイル中央に、両面テープを貼り、原型を固定します。
↓シリコーン補修剤を盛りましょう。
このシリコーンは、予想よりも粘度が高く、正直、扱いにくいですね。(個人的には、アンチョビペーストのような粘度だと思いました。)
↓盛りが終了。
盛るときは、裏面の状態を確認しながら、実施しました。
実験時は、雨の降っている夏場だったので、8時間くらい放置してみると、どうやら硬化していたようです。
↓原型を外すと、塗装もはげてしまいました。
まぁ、塗装は、プラバンに、ガンダムマーカーを塗って、扇風機で軽く乾かした程度の状態でしたから、こうなるとは思ってましたけども…。誤算としては、このシリコーンに付着した塗料が、意外に取れないことですかね。(シリコーンなので、硬化すれば、塗料が付着しても、簡単にはがせるかと思っていたんですが…。ちなみに、私が通常使っている『型取り剤』は、塗料が付着しても、硬化後ははがせます。)
さて、硬化したシリコーンを見てみると、型取り自体は、成功と言えるでしょう。きちんと、形状を拾っています。
ただ、問題は、その剛性。このシリコーン、かなり柔らかくて、ペラペラです。粘土を詰めたりするのは、少し工夫が必要かもしれません。
以下に、率直な感想を…。
・手軽に入手できるシリコーンですが… ・粘度が高く、型取りに手間がかかる ・硬化の時間も長い ・原型に厚みのあるタイプだと、たぶん厳しい ・硬化後が柔らかく使いにくい ・そもそも皮膚に優しくないシリコーン
…ということで、あまりオススメできるシリコーンではありません。もっとも、補修用の製品なので、型取り用に使うほうが間違っていますが…。
素直に型取り用のシリコーンを買うほうが、ストレスがありませんね。
私が使っている型取り剤は、『シリコーンモールドメーカー』です。