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【ジオラマ】簡単な石畳(いしだたみ)の地面の作り方


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簡単な石畳の地面の作り方。

【ジオラマ】簡単な石畳(いしだたみ)の地面の作り方

100円ショップにて、以下の商品を買いました。

【ジオラマ】簡単な石畳(いしだたみ)の地面の作り方

A4サイズの『発泡スチロール板(3枚入り)』と『貼れる布』です。

↓発泡スチロールは、よく見ると、石畳っぽい質感。

【ジオラマ】簡単な石畳(いしだたみ)の地面の作り方

ジオラマ業界(?)において、石畳やレンガ詰めの舗装製作には、スチレンボードを使うのが定番です。

ただ、1/12のドールハウスでは、発泡スチロールでも大丈夫そう(スケール的に…)なのと、スチレンボード上に、フリーハンドで石畳を書くのは、ちょっと技量が必要なので、今回は、発泡スチロールの板を使います。

さて、発泡スチロールの目に沿って、ボールペンを使ってなぞり、溝を作っていきましょう。

【ジオラマ】簡単な石畳(いしだたみ)の地面の作り方

今回使用した、ボールペンは太字(1mm)用です。あまり細いボールペンだと、目地がしっかり作れないかもしれません。この作業によって『石畳感』が、ぐっとアップします。

↓今回は、こんな感じで目地を作りました。

【ジオラマ】簡単な石畳(いしだたみ)の地面の作り方

次は塗装です。

白のアクリル絵の具に、少量の黒のアクリル絵の具を混ぜ、灰色を作ってから塗ります。

私の場合、昔から、石やコンクリートを表現する際に、タミヤの『XF-19 スカイグレイ』にて着色しているので、今回も、その色で塗りました。

【ジオラマ】簡単な石畳(いしだたみ)の地面の作り方

塗る面積が大きいので、太い筆で塗ると良いでしょう。(個人的には、細い筆で、叩くように塗るのが好きですけど…。)

そして、模型用塗料を使う場合は、換気を忘れずに!

【ジオラマ】簡単な石畳(いしだたみ)の地面の作り方

全体に塗ればOKです。スカイグレイに、ほんの少し黒(フラットブラック)を混ぜた色で、濃淡をつけて仕上げると、より臨場感が出るかもしれません。

↓アップ画像。

【ジオラマ】簡単な石畳(いしだたみ)の地面の作り方

実は、乾燥を促進するため、ドライヤーを使いました。発泡スチロールは、熱に弱く、熱すると収縮してしまいます。収縮しないように、50cm以上離して、慎重にドライヤーがけをしたつもりでしたが、部分的に熱収縮させてしまいました。

【ジオラマ】簡単な石畳(いしだたみ)の地面の作り方

↑熱収縮した部分。

まぁ、これはこれで『OK』な感じの質感かもしれませんが、個人的には、ドライヤーの使用はオススメしません。

このままだと殺風景なので、芝生も作りたいと思います。

↓貼れる布を適当にカットして、貼り付けてみました。

【ジオラマ】簡単な石畳(いしだたみ)の地面の作り方

下地が透けて、ちょっとおかしいですね。本来は、この状態から、布部分をデザインナイフ等で、微調整して切っていくのですが、面倒なので、このままにしておきます。

そのまま布部分を着色しましょう。

【ジオラマ】簡単な石畳(いしだたみ)の地面の作り方

ちなみに、布部分の着色に使用した塗料は、以下の2種です。

【ジオラマ】簡単な石畳(いしだたみ)の地面の作り方

下地に、クレオスのMr.カラー『デイトナグリーン』を使い、上からホルベインの『パーマネントグリーン No.1』を使いました。これらの塗料でなく、普通に、緑系のアクリル絵の具でも大丈夫だと思います、

これで、石畳の地面の完成です。

【ジオラマ】簡単な石畳(いしだたみ)の地面の作り方

石畳の上に、マンホールなどを作っても、アクセントになって面白いのですが、今回は、さらに100円ショップの材料で製作できる、ディテールアップ方法を紹介します。

つけま(つけまつ毛)を用意しましょう。オススメは、下まつげ用です。

【ジオラマ】簡単な石畳(いしだたみ)の地面の作り方

これに、上記で登場した『デイトナグリーン』で着色します。

乾燥後、適当な幅でカットした『つけま』を、草に見立てて、ピンセットを使い、地面に植え(埋め)ます。

↓拡大画像。

【ジオラマ】簡単な石畳(いしだたみ)の地面の作り方

接着剤がなくても、植えることは可能ですが、強度が欲しい場合は、つけま付属の接着剤や、乾くと透明になる接着剤などを使って埋めましょう。