スタンピングリーフで金文字!箔押しに挑戦
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スタンピングリーフを使用した『箔押し』の方法を…。
↓以前に作った「真鍮製カトラリーギフトセット」のミニチュア。
このミニチュアの箱にある文字は、ゴールドになっていますが、実は、スタンピングリーフという製品を使用した箔押し加工です。
今回使うのは、金色のスタンピングリーフ。
アイロン転写でキラキラの箔押しが簡単にたのしめます 箔/箔押し/転写/熱/アイロン/スタンプ/... |
とても薄い、金箔のようなシートです。これで、金文字や金の図案ができる原理の説明は、後ほど…。まずは実践してみましょう。
今回の箔押しに、必須のアイテムが、レーザープリンターです。
↑NEC製のカラーレーザープリンター。(箔押し加工は、モノクロのレーザープリンターでも可能です。)
今回は、ミニチュアのメニューブックの表紙を作りましょうか。
↑レーザープリンタで、A4用紙に図案を印刷しました。
私の方法として、A4用紙の半分から下側に、箔押ししたい図案を印刷します。
次に、スタンピングリーフを適度にカットして、図案の上に貼りましょう。(写真のように、金色部分は表側にする。)
↑四隅を、マスキングテープで固定しています。
ここでの注意点は、図案の上に、マスキングテープがかからない事と、なるべくスタンピングリーフは、ピンと張った状態を保つことです。
固定が完了すると、図案にかぶさるように紙を閉じ、半分折りにします。(A4用紙の半分から下側に、箔押ししたい図案を印刷する理由は、こうするとスタンピングリーフをはさむのに便利だからです。)
次に、ラミネーターを用意。
↑我が家で、10年以上使っているラミネーターです。最近ちょっと、ローラーが劣化傾向に…。
スタンピングリーフの使用方法として、もっともメジャーな方法が、アイロンを使う方法なんですが、ミニチュアの場合、面積が小さい場合が多いので、個人的には、ラミネーターの使用を推奨です。
↑2つ折りにして、図案がサンドイッチ状態になっている紙を、充分に温まったラミネーターに通します。
ラミネーターに通す作業を、4~5回ほど繰り返したら、用紙を充分に冷ましましょう。
↑サンドイッチ(2つ折り)になった用紙を開いてみました。
うっすらと図案が見えるようだと、成功の可能性が高いです。図案が見えない場合は、スタンピングリーフとの圧着が足りなかったか、ラミネーターの熱が足りなかった可能性があります。
あと、図案とマスキングテープが、かぶらないように…、と先ほど書きましたが、図案の上にマスキングテープがあると、マスキングテープが熱を吸収するので、スタンピングリーフの定着が弱くなるのでご注意を。
↑スタンピングリーフを慎重にはがしましょう。
これで、金文字と金の図案である、ミニチュアメニューブックの表紙が完成です。
今回は、白い用紙を使いましたが、赤や黒の用紙を使うと、よりゴールドが映えそうな気もします。(金の部分が小さくて、写真で見ると、あまりゴールド感が無い感じですけど、肉眼だと、ちゃんとゴールドに…。)
レーザープリンターは、液体のインクでなく、トナーというプラスチック製の粉を、熱で溶かして、紙に定着させて印刷をするプリンターです。
トナーの上に、スタンピングリーフを載せて、再加熱をすると、そのトナーが熱で溶けて、接着剤の役割を果たします。冷ましてから、スタンピングリーフをはがすと、そのトナーの部分だけに、スタンピングリーフが残るという仕組みです。(この方法を考えついた方は、とても頭が良いですね…。)
スタンピングリーフは、金色のほか、銀色や白色など、バリエーションが豊富にあります。通常の家庭用プリンターだと、金や銀、白といったインクがありません。しかし、これらのスタンピングリーフを利用することによって、表現の幅が広がるかもしれません。
なお、最近は、1万円以下のレーザープリンターも市販されるようになっていますので、プリンター購入を考えていらっしゃる方は、レーザープリンタも選択肢の1つになるのではないでしょうか。
ちなみに、コンビニに置いてある印刷機は、そのほとんどがレーザープリンターだと思われます。普通紙ベースで構わなければ、コンビニで刷った印刷物で、箔押し加工は可能でしょう。