ミニチュア工作に最適!?釣具用LED『ミライト』を活用する
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今回は、実際に点灯する、ミニチュアのテーブルランプを作りたいと思います。
↓今回の工作の重要アイテムは、これ。
ヒロミ産業から販売されている『LED付リチウム電池 ミライト 316Y』です。
↓裏面。
もともと、夜釣り用に開発されたアイテムで、釣りの仕掛けに使われています。
棒状のリチウム電池と、LED電球が一体になっている、とてもユニークな製品です。
なお、福岡だと、ミライトは、釣具のポイント(本社:福岡)にて、取り扱いがありますかね。(私の場合、いつも、通販で買ってますが…。)
さて、ミライトの発光色は、全部で5種類(赤色・黄色・緑色・白色・青色)。
そして、サイズのバリエーションは、以下の3つ。
・直径3mm・全長16mmの『ミライト316』 ・直径3mm・全長27mmの『ミライト327』 ・直径4mm・全長35mmの『ミライト435』
ちなみに、緑色・白色・青色の3色は、電池寿命が長いタイプ(30時間)です。赤と黄色は、短くて、『ミライト316』だと、電池寿命は7時間になります。
その分、価格は、緑色・白色・青色の3つが高く、赤色と黄色は、安いです。
試しに買うのなら、値段の安い、全長16mmの赤色(ミライト316R)か、黄色(ミライト316Y)をオススメします。
では、実際に点灯させてみましょう。『ミライト316』は、かなり小さいですね。
頭の部分がスイッチになっており、その頭部を押し込むと、以下のように点灯します。
消灯する場合は、頭部を伸ばすと、スイッチオフに…。
ただ、このミライトは、電池内蔵で、電池交換ができないのが最大の欠点です。(その分、お手軽という大きなメリットもあるのですが…。)
工作に自信のある方は、チップLEDと、以下のような棒状のリチウム電池を使って、交換式に挑戦しても面白いと思います。
福岡だと、前述の「釣具のポイント」の他、ホームセンターの「コーナン(本社:大阪)」で売ってますかね。珍しいタイプの電池ですけど。
さてさて、このミライトを使って、工作をしてみましょう。ミニチュアのテーブルランプを作ります。
私がよく使うのは、以下の、ウェーブ製の『肉薄プラパイプ』です。(プラパイプは、模型店で購入。参考:模型材料の通販は『ジョーシン(上新電機)』が便利 | ミニものblog)
この『肉薄プラパイプ』の外径4mmは、ミライトを挿すと、電池部分が入って、頭部のLED部分は、露出できます。このプラパイプを3cmくらいにカットしましょう。
『肉薄プラパイプ』の外径4mmを中心に、外径5mm・外径6mmのプラパイプを、以下のように組み合わせて、タミヤのプラセメントで接着します。
シェードの部分は、100円ショップのセリアで買った、デコパーツを流用。
このパーツの底中央に、外径5mmのプラパイプを、以下のように接着します。
土台のベース部分は、透明プラ板を組み合わせて作り、LEDを囲う部分は、外径8mmのタミヤの透明プラパイプをカット。透明プラパイプは、とても硬いので、「カッターのこ」で切断しましょう。
土台と支柱を接着して、以下のような3つの分割パーツが揃いました。
この段階で、合体させて確認してみましょう。まず、ミライトを点灯させて、支柱に差し込みます。
その上に、8mmプラパイプを差し込みましょう。
最後にシェードを差し込むと、形状としては完成です。
最終工程としては、塗装が残っていますね。8mm透明プラパイプ以外を塗装します。
今回は、白で仕上げてみました。
これを、もう1度、組み立てると完成です。
このテーブルランプ、接合部分は、サイズの違うプラパイプの組み合わせなので、簡単に分解できる仕様になっています。
ちなみに、テーブルランプは、長さの違う8mm透明プラパイプを用意することで、高さの微調整が可能です。
ディテール的には、ダミーになりますが、スイッチとなるヒモ(?)を垂らしたりすると、よりテーブルランプのようになるかもしれませんね。
このテーブルランプは、コードレス(配線なし)で発光しますから、ドールハウス内でのレイアウトは、自由自在でしょう。
シェードの部分は紙、支柱部分は、ストローなどを流用すると、工作難度は下がるかもしれません。
実際に、試したことはありませんが、リーメントなどのミニチュア(たとえば、オーブンレンジ等)に、ミライトを入れるだけでも、簡単にミニチュアの電飾化ができるのでは…、と思います。