やすりがけ不要でミニチュア丸皿を作るヒートプレスの方法
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前回、ミニもの流ヒートプレス術を紹介しました。
今回は、この方法の応用編です。
ブログ記事やSNSなどを見ると、ヒートプレスした後で、やすりがけ作業が面倒であるとか、苦手だという意見をみかけました。
今回は、やすりがけ不要で、ミニチュアの丸皿を作る方法を紹介します。
まず、サークルカッターで画用紙を丸く切りましょう。
今回は、直径25mmの円と、直径21mmの円を作りました。
その大きな円3枚と、小さな円3枚を重ねて(計6枚)、木工ボンドで接着します。これは本来は『雄型』と呼ぶのですが、『型A』と呼びましょう。
次に、直径25mmと直径21mmよりも少し大きめの円を切り抜きます。
切り抜いた円でなくて、切り抜いた後の画用紙を使いましょう。
切り抜いた穴を合わせて、木工ボンドで接着します。小さな穴の方を4枚重ねて接着。大きな穴の方を4枚重ねて接着し、その2つを合体して『雌型』を作りました。これは『型B』とします。
型が白いので、塩ビ板は黒を使いましょうか。
0.3mm厚の黒い塩ビ板を直径25mmに切り抜きました。
ちなみに、マスキングテープを重ね貼りしているのは、カッターの針で塩ビ板に穴が開くのをふせぐためです。
ヒートプレス前に、押さえとなるアイテムを用意します。
今回は、半透明なプラスチックケースを用意しました。アルミ製の名刺入れなどでも構いません。
型Aと型Bを用意。
型Bに、プレスする塩ビ板をセットします。
エンボスヒーターで、塩ビ板を加熱しましょう。
十分に加熱した後で、型Aをセットします。
その上から、プラスチックケースで押さえつけます。塩ビ板が熱いうちに作業してください。(ちなみに、型Aと型Bは、天地逆で作業されても構いません。)
塩ビ板が冷えると完成です。
つや消しの黒い塩ビ板なので、ちょっと微妙な感じの皿ですが、白い塩ビ板だと食器として見映えがよいでしょう。この方法は、慣れてくると、やすりがけが不要なので、丸皿が量産できると思います。
本来の使い方とは違うのですが、皮ポンチを使うと、塩ビ板を丸くカットするのが楽かもしれません。