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タミヤの「焼き色の達人」のみで着色する


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タミヤの「焼き色の達人」のみで着色する

以前、パンやクッキーなどの色付けに最適!「タミヤ 焼き色の達人」という記事で、タミヤの「焼き色の達人」を紹介しました。今回は、「焼き色の達人」を使った実践例を掲載したいと思います。

もともと、タミヤからは「ウェザリングマスター」という名刺サイズのパレットに、3色のカラーと専用ツールが付いたアイテムがあります。ウェザリング塗装向けのアイテムです。ウェザリング塗装とは、経年劣化を表現する塗装で、たとえば戦車や戦闘機のプラモデルでの装甲のサビや、風雨にさらされた機体の風化具合・汚れなどを表現する塗装を指します。

この「ウェザリングマスター」シリーズの派生商品として、「焼き色の達人」は登場しています。

タミヤの「焼き色の達人」のみで着色する

さて、「焼色の達人」だけで、食パンをトーストに仕上げましょう。食パンの形に成形・乾燥させた粘土を用意しました。ちなみに、使った粘土は、モデナとモデナソフトを、約1:2の割合で混合しています。

タミヤの「焼き色の達人」のみで着色する

焼き色の達人は、画像左から、うす茶・茶・こげ茶の3色。付属の専用ツールは、すぐにボロボロになるので、100円ショップで買ったアイシャドウチップを用いて、塗装します。

タミヤの「焼き色の達人」のみで着色する

↑まずは、表面をうっすらと「うす茶」で塗ります。塗ると言うよりも、アイシャドウチップで「こする」という感じで色をつけましょう。

タミヤの「焼き色の達人」のみで着色する

↑次に、パンの耳部分に「茶」を塗ります。ここも、塗ると言うより「こする」感じで着色。この段階で、すでに良い感じで仕上がりますね。ちなみに、アイシャドウチップは、色別にチップ部分を使い分けたほうが良いと思います。

タミヤの「焼き色の達人」のみで着色する

↑最後に、こげ茶を。こげ茶は、「こする」感じよりも「たたく」感じで、部分的に色をのせると、視覚的にリアル感が生まれます。これで、焼き色は終了です。

塗装前と塗装後の比較はこちら↓。

タミヤの「焼き色の達人」のみで着色する

焼き色の達人は、顔料なので、このままだと触れる部分に色移りが起きます。軽くニスを塗るなどして、保護しておきましょう。(あまりベッタリとニスを塗ると、せっかくの焼き色が取れてしまうので、ニス塗りには注意が必要です。)

焼き色の達人の3色でも、充分な感じですが、もうワンランク上の焼き色表現を目指すなら、焼き色の達人にないカラーのパステルも併用すると良いかもしれません。

ミニチュアやスイーツデコ等で、焼き色に悩んでいる方には、特にオススメのアイテムです。