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樹脂粘土対決!ハーティクレイ vs.コスモス vs.グレイス


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対決というタイトルにしていますが、ハーティクレイ、コスモス、グレイスという3種類の樹脂粘土の違いについて解説します。

ミニチュア制作などで、「いったいどの粘土を使えばいいのか?」と迷う場面があると思います。特に最初のうちは、樹脂粘土って値段も高いので…。(まぁ、ミニチュア制作を続けていると、粘土の価格にマヒしてしまいますけどね。)

今回は、代表的な樹脂粘土である「ハーティクレイ」「コスモス」「グレイス」の特性について。

まず、「ハーティクレイ」「コスモス」「グレイス」の3種類の粘土で、たい焼きを作ってみました。

樹脂粘土対決!ハーティクレイ vs.コスモス vs.グレイス

さて、この3つのたい焼きは、どの粘土でできているのでしょうか?正解は…。

樹脂粘土対決!ハーティクレイ vs.コスモス vs.グレイス

画像左から、「ハーティクレイ」「グレイス」「コスモス」製です。画像からでも、この3種の粘土の違いがわかるかと思います。(グレイスとコスモスは、わかりにくいかも…。)

コスモス

樹脂粘土対決!ハーティクレイ vs.コスモス vs.グレイス

コスモスは、餅のような感触で、乾燥すると硬くなります。乾いた米粒のような固さです。色は白く、あまり透明感はありません。

硬さがあるので、例えば豆腐のような、切り口の断面をキレイに見せたいものや、ドーナツ等の上にのせるカラースプレー作りに利用しています。

Amazonを見ると、送料無料で1008円(※記事執筆時点)。ちなみに私がいつも買っている楽天のショップでは、700円強(送料別)ですね。

◆ グレイス

樹脂粘土対決!ハーティクレイ vs.コスモス vs.グレイス

グレイスも、餅のような感触ですが、乾燥しても、けっこう弾力があります。グレイスは、乾燥すると『半透明』というような記述を見ることが多いのですが、個人的な感覚だと、『1~2割透明』といった感じです。

ある程度弾力があるので、白菜などの野菜類、牛肉などの肉類に利用したりしています。また、透明感があるので、フルーツの果肉などにも。グレイスに強度を加えたい場合は、コスモスを混ぜたりもしますね。

Amazonを見ると、送料無料で1127円(※記事執筆時点)。私がいつも買っている楽天のショップでは、800円強(送料別)です。

◆ ハーティクレイ

樹脂粘土対決!ハーティクレイ vs.コスモス vs.グレイス

ハーティクレイは、手につきにくく、とても扱いやすい粘土です。乾燥しても、ある程度は弾力性があります。色は、蛍光的な白で、透明感はありません。

乾燥後の表面は、コスモスやグレイスに比べて滑らかではないですが、逆にそれが、ケーキやパン等のいわゆる「粉物」の表現に向いています。ただ、ハーティクレイは、素材に繊維質のものが含まれているので、場合よっては毛羽立ったりします。

Amazonを見ると、200gの容量のハーティクレイは送料無料で630円(※記事執筆時点)。私がいつも買っている楽天のショップでは、450円(送料別)くらい。

100円ショップなどの紙粘土や軽量粘土を使っていて、はじめて樹脂粘土にチャレンジされる方は、比較的単価の安い「ハーティクレイ」から入っても良いと思います。使ってみると「やっぱり値段が違う分、クオリティも違うなぁ。」と思われることでしょう。

個人的には、グレイスも汎用性が高くて好きな粘土です。コスモスは使用量は少ないですが、コスモスでないと表現が難しいものもあるので、手放せません。