ミニチュア作りの参考図書に! 書評 - 『ノモ研 増補改訂版』
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2003年発刊の「NOMOKEN」のリニュアール版。プラモデル初心者から上級者まで、非常に評価の高い本書を買ってみました。評価が高い理由は読んで納得。模型作りの良書でした。
プロモデラー(プラモデル製作のプロ)の野本憲一さんの著書です。本書の構成は…。
- 模型工具カタログ
- 模型材料カタログ
- 工作テクニック / 組立て編
- 工作テクニック / 改造編
- 塗装用具カタログ
- 塗装テクニック
- 型取り・複製
の7部で構成されています。
すでに、1部・2部の工具、材料カタログで圧巻の情報量です。
カッター・ナイフの項目。
ヤスリの種類と材料を削った後の比較。
各種プラ材の紹介。
ミニチュア制作、それもミニチュアフード作りをされるのは、女性の方が比較的多いと思われます。女性の場合、男性に比べると、手芸分野などの知識には明るい方が多いでしょうが、プラモデルなどの模型分野は苦手な方が多いのではないでしょうか。
模型作りに使う道具の数々は、当然ミニチュア作りにも、たいへん便利な道具も多いのですが、特に初心者の方は「どんな道具があって、その道具にどんな利点があって、どの道具を選べばいいのか?」といった疑問・不安があるかと思います。本書は、そうした疑問・不安を解決する指南書です。
模型作りのテクニック編も、ミニチュア制作に応用できそうです。
円形の切り出し。
ヒートプレス。
↑これらは、主にミニチュア食器作りの応用に。
ウェザリングマテリアルの使いこなし。
↑これなどは、ミニチュアフードの焼き色の付け方等の参考になります。
もちろんレジンの注型など、複製分野の情報も。
値段だけみると、2200円と高価に感じますが、オールカラーの185ページと圧倒的な情報量を誇っていますから、コストパフォーマンスは抜群です。
↓リンク先は、2014年発売の最新版に変更しました。