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【ミニチュアフード】洋食器 丸皿の作り方


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この作り方に至るまでは、いろいろと試行錯誤の連続。やっと納得の行く製法ができたので紹介します。

丸い洋皿の作り方。

まずは、ダイソーの使い捨てパレットを用意します。

【ミニチュアフード】洋食器 丸皿の作り方

このパレットの円形のくぼみに、ウェーブレジン(ホワイト)を垂らして硬化を待ちます。

【ミニチュアフード】洋食器 丸皿の作り方

完全硬化後に、パレットの裏側から押し出して外します。

【ミニチュアフード】洋食器 丸皿の作り方

これで完成です。

【ミニチュアフード】洋食器 丸皿の作り方

↑手前の1枚を裏返してみました。

硬化が完全でなく、パレットから皿を外そうとすると、皿が割れますのでご注意を。

【ミニチュアフード】洋食器 丸皿の作り方

レジンの表面張力を利用して、皿の淵を表現するという技法(?)です。この製法だと、薄い丸皿がキレイにできると思います。レジンの扱いに慣れていないと、均一に薄くレジンを垂らすのは難しいかもしれませんが、ヒートプレス加工のように薄い食器が制作可能なのが利点です。

ヒートプレスだと、最終的に余分なプラ板・塩ビ板をカットして、まわりをヤスリで整える手間が発生しますが、この技法だと、ヤスリがけは不要で、表面は光沢のある滑らかなものになります。(しかも、レジンにありがちな気泡も内包しにくい作業工程!)

言うまでもありませんが、この製法を実施する際は、水平な環境を保つことが重要です。また、レジンを垂らすのに爪楊枝などを使用すると、細かい気泡を誘引する可能性があるので、お薦めできません。(私は、プラスチック製のマドラーを加工して使っています。レジンを垂らした後は、すぐにマドラーに付着したレジンを拭き取りましょう。でないとマドラーとレジンがくっついて、マドラーが太ってきますので。)

また、うまく配合比を合わせてレジンを混合しないと、たぶん表面が滑らかにならないのでご注意を。レジンは必ず0.1グラム単位で計量できるデジタルスケールを用いるのが鉄則です。

この製法のデメリットは、使い捨てパレットの使い回しができないこと。なぜかと言いますと、レジン硬化後に、裏からパレットを押すのですが、1度押してしまうと、パレットが小さいながらもデコボコ状態になってしまうので、次にこのパレットを使うと、裏側がデコボコした皿ができあがることになります。もちろん、通常の用途である絵の具のパレットとしての使用は問題ありません。

この辺の問題は、パレットを型取りして、シリコン化してしまうと解決できそうな感じです。

ちなみにウェーブ社のレジンキャストEX(ホワイト)を使うと、そのままで洋白の皿のような仕上がりになります。

もし、ウェーブのレジンを買うなら、Joshin楽天店がオススメです。記事執筆時点で、ウェーブのレジン(ホワイト)が3400円で、送料無料です。(Joshin楽天店は、3000円以上購入で送料無料となっているので、ウェーブのレジン(アイボリー)は、2920円ですから、このレジンだけを買う場合は、別途に送料がかかるのでご注意を。まぁ、100円くらいの筆でも一緒に買えば、3000円以上になって送料無料にできますけどね。)

あと、レジンを使う場合は、充分な換気とマスク・ゴム手袋等の着用は必ず徹底しておきましょう!

なお、今まで紹介した食器製作系の記事は以下の通り。

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